2015年2月2日の午前5時過ぎ、イスラム国の人質になっていたジャーナリストの後藤健二氏がイスラム国により殺害されました。

ジハーディ ジョン 指名手配

朝早くのことでしたが、作業をしていたため、リアルタイムで速報を聞くことができました。

当初2億ドルの身代金要求が開放条件とされていた時には、イスラム国と対峙している関係諸国の目もあり、絶対に日本政府は身代金を支払わないことは明白だったので、解放は難しいものと思っていました。

その後、死刑囚との身柄交換にイスラム国の要求がかわり、この条件なら後藤さん解放までこぎつけるのではないかと思い始めたのも束の間、ヨルダン政府のパイロットの問題により交渉が難航。

そして遂に、最悪の事態が起きてしまいました。

イスラム国にとって、後藤さんが死刑囚解放の交換に役立たない存在として認識され、殺害されてしまったように思えてなりません。

イスラム国が要求している死刑囚は、イスラム国にとってそれほど重要な存在とは思えませんので、交渉を長引かせるくらいであれば、後藤さんを殺害し、日本を主するアジア圏に自身の力をアピールした方が、効果的であると考えたのではないでしょうか。

まだ進行中の事案なので、見えてこない情報が多いですが、一つだけ確かなことは、今回の邦人殺害を理由に、安倍政権批判をおこなうことは、大きな間違いで、それこそイスラム国の思う壺だということです。

安倍政権の人道支援表明や今回の事件への対応について、揚げ足をとってデモ行進をする人々や、安倍政権を叩こうとするメディアがありますが、悪なのは拉致・殺害をおこなったイスラム国であって、批難すべき対象は安倍政権ではなくイスラム国であることに気づかなければ、今回亡くなった湯川さんと後藤さんの死は無駄になってしまうのではないでしょうか。